インドの3者間決済を支えるプラットフォーム:RBI、UPIの1日あたりの取引額がまもなく10億件に達すると予測
National Payments Corporation of India (NPCI)が発表したデータによると、Unified Payments Interface (UPI)の1日平均取引量は9月に5億件を超え、8月の4億8300万件を上回った。
インド準備銀行(RBI)のシャクティカンタ・ダス総裁は、UPIの1日の取引量は今後数カ月で10億に達する見込みで、現在の5億から大きく成長すると述べた。10月26日にワシントンDCで開催された第30回国際銀行シンポジウムのパネルディスカッションで、ダス氏は、RBIは現在包括的なテストに取り組んでいるため、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の全国展開を急いで発表することはないと述べた。ダス氏は、「UPIは決済システムに効率性をもたらし、UPIの1日平均取引量は現在約5億件に達している。我々は、今後数カ月で10億件の取引を目標に、この数字をさらに強化するよう努力している」と述べた。
また、インド国家決済公社(NPCI)のデータによると、9月の1日平均取引量は5億件を超え、8月の4億8300万件を上回った。2024年9月にUPIで処理された取引件数は150億4000万件に達し、取引額は合計20兆6400億ルピーに達した。
RBIはUPIをさらに多くの国の決済システムと接続する計画だ。ダス氏は、「UPIは国境を越えた決済に大きな可能性を秘めている。我々はまた、インドのUPIを他国の高速決済システムと接続することを積極的に推進している」と述べた。
現在、UPIはインドのほか、フランス、UAE、シンガポール、ブータン、スリランカ、モーリシャス、ネパールの7カ国で運用されている。